2023.03.01
カテゴリー:インフォメーション
2月6日、トルコ南部のシリア国境近くで発生したマグニチュード7.8の地震とその後の大きな地震で、これまでに4万人以上が亡くなるなど、甚大な被害がでています。
YMCAは災害時、現地YMCAを中心に支援活動を行うことを原則としていますが、トルコ・シリアにはYMCAがありませんので、今回は「ACT Alliance(アクト・アライアンス」を通じて支援活動をしてまいります。
「アクト・アライアンス」は、日本YMCA同盟が加盟する「日本キリスト教協議会(NCCJ)」など教派を越えた145の団体による連盟組織で、ジュネーブに本部をもち、現在は120カ国余で人道支援や政策提言活動を行っています。トルコ・シリア国内には7カ所の拠点をもっており、すでに震災直後から、支援物資の提供などを行っています。
【募金の使途】
1.食料、生活物資の支援
現地のモスクや教会、学校などに設置された避難所で、毛布やマットレスなどの防寒具や食事などを提供します。
2.建物調査
現地には、全壊はまぬがれたものの安全ではない多数の建物があります。ACTは建築の専門家を派遣して調査を行い、安全確保に努めています。
3.政策提言
もともと内戦の続くシリアには、支援チームも入りにくい状況があります。ACTは「政治を越え、人道的支援の規模拡大を進めるよう」政府に呼びかけるなど、提言活動も行っています。
〈現地調査をするメンバー〉 〈物資の仕分け〉